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【自閉症育児】闘っているようないないような日々

2024年7月21日

闘っているようないないような日々

闘っているようないないような日々

毎日、特に朝が憂鬱だ。今日も一日が始まるのかと思うと気が重い。 
楽しみもなく無気力だ。 



タロウのことがいい方向へ向かい始めると事件が起き、心の修復作業はいつになっても終わらない。

いや、タロウのことを抜きにしても、私は実家にいると腐ってしまう。
実家も家族も好きなのに。 母が実家を取り仕切っている。


母は何もかも自分のペ-スで、自分の思い通りにならないと気が済まない。 
以前どこかにも書いたが、『自分ル-ル』を持ち、それに反するとキ-キ-怒鳴りつけるタイプだ。


子供のことを先回りして処理してしまうくせに、あれもこれもできないと嘆く。

私は自分のペ-スで、失敗しながらもいろいろやらせて欲しかった。 
そう気づいた時には既に手遅れで、自分で考え、行動することができない人間になってしまった。 


結婚して実家を離れ、ダンナと2人で暮らしてた頃が私の人生で一番の幸せだった。

のんびりと自分のペ-スで生きることが楽しかった。 
監視されないから伸び伸びとして社交的にもなった。


自分のことは自分でする生き甲斐も持てた。 タロウを産むまで、私は実家とあまり関わりを持っていなかった。
だけど、結婚から妊娠までの短期間では、私は自立心を育てることができなかった。


毎日帰りの遅いダンナには頼れない。 
だから、里帰り出産を選んだ。 実家も家族も嫌いじゃない。

 
だけど、「出産してからでないと、もう自宅にも、この生活にも戻れないんだ」と思うと、臨月の私は涙が溢れた。


自分勝手で弱い自分がなさけなかった。 
タロウを産んでから、私とタロウは実家と自宅を行き来の生活をしている。


タロウが1才の頃からメンタルクリニックに通い始め、1年経った今が一番不調だ。 
蓄積された凝り固まったストレス、ストレスによってさらに弱まった精神力、生まれつきかんしゃく持ちのタロウが突入した反抗期、長引いた実家生活、すべてが悪循環だ。


母の支配下で暮らすことには不思議と馴染んでしまったが、何か失ったような気がする。 
ここは強く言いたいが、実家の家族にはとても感謝しているし、実家にいると楽しいし、安心感がある。 



言ってることがすごく矛盾してるかなぁ。

私が子育てに挫折してるのは私に原因があると誰しもが思っていた。 
私も反発しながらも強く否定できなかった。


だけど今、タロウの性質が一番の大きな原因だと皆理解している。 
タロウの性質を受け入れつつ、私自身も成長するのが最善策だ。

が、私には考える力と気力が足りないらしく、大きな一歩がなかなか踏み出せない。

きれいじゃなくたっていいじゃない

私はきれいごとがあまり好きではない。 
育てにくい子の育児はきれいごとでは済まないからだ。


時には、大嫌いな人と付き合うよりも、イジメにあうよりも過酷だったりする。


虐待したくなることだってある。 
例えば、月9の主演者達は皆美しい。


ブサイクより美男美女が好まれる。 これが現実だ。 同じく、親も理想どおりの子を持ちたいと思ってしまう。

それが自然だ。 親は皆、我が子を無条件にかわいいと思うものか? 
そりゃよほど環境にも育てやすい子にも恵まれた親はそう思うかもしれない。 


でも私には『無条件に』はただのきれいごとにしか思えない。


親も人間なのだから、当然無意識にでも本音が心に浮かぶ。 
親になった途端好き嫌いを捨て、別人になんかなれるわけない。


神様でも宇宙人でもなく、人間のままなのだから。 
私がタロウに苛立つのも、途方に暮れるのも、悩むのも、落ち込むのも、精神がおかしくなるのも、人間として不自然なことではないと思う。

「元気なだけいいじゃない。障害を抱えてないだけいいじゃない」

確かに健康はありがたいけど、あなたに私やタロウの何がわかる?! 
もし会社の同僚がタロウみたいな人でもあなた、耐えられるかしら?

元気ならそれだけでいいと思えるかしら?


私はたまたま初産の全国平均年齢と同じ位でタロウを産んだ。 
計画出産だ。私の同世代は自分を大切にする人が多い。 


だから、育てやすい子を授かり、子育て中も自分のペ-スを保ち続け、でも、できれば将来は面倒をみてもらいたい。

これが本音なのではないか。


『子供の希望性別は?』


という記事をいくつか読んだが、昔と違い、今は女の子の方が人気があるらしい。
一般的に、女の子は育てやすく、大人になっても親から離れて行かない傾向があるからだ。 


さっき書いたとおり、女の子だと親が子供に振り回されにくく、親にとって都合が良いと思われている。

私も子供に振り回されず、自分のペ-スを守りたいのが本音であり、その気持ちは捨てきれてない。 
まだまだため息をついてしまうこともある。 


だけど、せっかく授かったかわいいかわいい息子だ。
私はタロウという不得意分野を克服しようと日々奮闘している。


タロウは肉体的にも精神的にも私と正反対の場所にいたから、私は体や心を壊しながらも近付こうとしている。 
まだタロウの全てを受け入れられないけど、タロウの成長と共に、私も成長し続けて行こうと思う。 



あせらずに、無理せずに、マイペ-スで。


成長させてもらえる機会を与えてもらえたのだから。

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