不安を安心で克服
手を繋いでたくさん歩くようになった♪
2才代は、とにかく外だと歩いてくれなかった。
とっくに体重オーバーしてるのに、バギーは必需品だった。
今回の自宅と実家の行き来は、初めてバギーを使わなかった。
昨日、手を繋げは自分の足で“エスカレーター”と“電車”に乗れるようになった♪
昨日、パパとママに挟まれて何気なくチャレンジしていくうちに自信をつけたらしく、手を繋ぐ相手が1人でも平気になった。
タロウは、刺激の多い世の中に『不安』だったのだろう。
克服したタロウを、私たちは大袈裟なまでに褒めた。
3才5ヶ月ブーム
タロウがエレクトーンのスイッチを入れ、弾き語った(?)
♪ドーレーミーファーソーラーシードー♪
私は教えてないよ? てか、私よりうまいよ? ∑( ̄[] ̄;)!!
タロウの耳から入った音程は口から出てくる(^_^)
タロウは天才的(?)な絵を描く。
描き方に迷いがなく、速い。
絵にひらがなやアルファベットが交じっている。
この天才画伯、リクエストには一切応えてくれない f^_^;
飼っていた生き物が死んでしまったと知らせると、タロウは興奮気味に飛んでくる(ーー;)
生き物全般に興味があるが、アブラゼミとか元気なのは持てない(-ω-;)
歌と絵と生き物と、そしてDSブームだ。
映画館、克服第1号
我慢できないほど観たい映画があったわけじゃない。
ただ、タロウと一緒に映画館に行ったことがないことが、何となく許せなかった。
タロウの意思ばかり尊重してちゃ世界は広がらない。
親のエゴかもしれないけど、映画館にチャレンジすることが悪いこととは思わない。
明らかにダメそうな時期は避けてきたのだから、これはチャンスだ。
親友が、タロウと同じくらいの娘と一緒に、『ゲド戦記』を2回も観に行ったと言っていた。
私は興味津々で、
「おとなしく観れた?」
「内容は解る?」
など、いろいろ質問をした。
タロウもそろそろ行けるかもしれないと思うようになった。
その後、とあることがきっかけで、タロウと映画館に行ったことがないことが許せなくなっていった。
初めてタロウと映画を観に行こうと思ったのは春、
『((ミ゜o゜ミ))』
を上映してる頃だった。
恐竜のやつね。
でも、3月のタロウ3才誕生日の記念に、写真館で写真を撮るという私の夢がなかなか叶わず、タロウが憎くて泣き、試行錯誤し、妥協し、タロウはネクタイなしで靴も履かないパイロットになった。タロウが夢を叶えてくれた。
写真館でこんなだから、映画館なんてもってのほか。 当時はあっさりと諦めた。
一度タロウと下見に、チケット売場まで行ってみた。
以前なら、この雰囲気でも拒絶したはずだ。
月に1度の、小さい子連れOKの日にチャレンジしてみようと思った。
多分、音量が小さく、室内が明るいのだろう。
ほかの子供がうるさいなら気楽だし。
次の日、タロウが朝食を食べている時に事件が起きた。
事件はすぐ片付いたが、私は、奈落の底に突き落とされた。
このことを揉み消すように、半分ヤケで映画館行きを決めた。
また母の力を借りることになった(詳細はまた別途😅)。
第一目標は席に着くこと。 鑑賞目標は30分、いや15分でいい。
13時、『ゲド戦記』5番スクリーンに向かった。
席につけた! が、予告予告予告。
大音量で大迫力!
タロウは驚いていた。
こりゃダメかもと思った。
『ゲド戦記』が始まると、人が少ないこと、一番後ろの席だったことが幸いしたか、タロウは落ち着いてきた。
おとなしくさせるアイテムとして、イチゴポッキーを出した。 これは当たりだった。
「これおいしいねぇ!」
タロウの声が響いた。
静かなシーンで
「あ、月だ!」
場面が変わり
「ここどこ?」
最後の方は飽きてしまい、私にまとわりついていた。
アニメ好きなタロウでも、難しくて刺激の強い映画を2時間も耐えることは、できなくて当然だと思う。
母とタロウが先に出ることになり、出口に向かう時、主題歌が流れ始めた。
最後まで観れたよ!! (一応) やったね、タロウ!!
まわりの人に申し訳ないことだらけだった。
私は音楽の中、逃げるようにそそくさとタロウと母の元へ向かった。
映画の刺激の強さに後遺症が心配だったが、タロウは夜泣きもせず、落ち着いていた。
よく頑張った。 成長したね、タロウ。
そして、タロウはその後、とても映画が好きになっていった😁